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医療が"必要ない"地域を目指して —— 海南病院の挑戦

日付: 2026年2月6日(公開)/ 2026年7月2日(更新)
参加者: 國永直樹(海南病院 総合診療科)
キーワード: 海南病院、海陽町、へき地医療、総合診療、医療ワーケーション、プレイフルラーニング、人材確保、予防医療、地域創生
出典: なるほど!ジョブメドレー
参照URL: https://job-medley.com/tips/detail/52656/


「医療が必要ない地域を作る」——全国から見学希望が絶えない徳島最南端の病院

医師1人の病院で、救急すら断らないと決めた。
倉敷1200床→海陽町45床——なぜ彼はここに来たのか。

● 概要

徳島県最南端・海南病院(海陽町)の取り組みを紹介する記事。常勤医師が長らく院長1名のみという厳しい状況から、総合診療科の創設によって「まずは診る」体制を構築。全国から見学希望者が訪れる地方医療の先進事例となっている。

國永直樹医師は2024年から着任。沖縄・伊良部島での離島医療、倉敷中央病院での救急科立ち上げの経験を持つ。

● 課題と変革

  • 常勤医師が院長のみ→救急受け入れ困難という状況が長年続く
  • 総合診療科を創設し「どんな患者でもまず診る」体制に転換
  • 多職種合同カンファレンスによるチーム医療の強化
  • 医療ワーケーション制度の導入——サーフスポットとしての海陽町の魅力を採用に活用
  • プレイフルラーニング(遊び心のある学びの場)で地域医療の次世代を育てる

「医療が必要ない地域を育てることを20年単位で目指す」——これが國永直樹の理念。訪問診療・外来・予防医療を通じて、病気になる前に介入する地域設計を模索している。

● 医療ワーケーションという実験

海陽町は日本有数のサーフスポット。「来てみたら住みたくなる」仕掛けとして医療ワーケーション制度を導入——都市部の医師が一定期間ここで働きながら地域を体験できる仕組み。「医師不足×観光地」という逆説的な組み合わせが、全国から注目を集めている。

● エッセンス

「辺境が最前線になる日」
全国が直面する「医師不足・人口減少・高齢化」という問題を、海陽町は先んじて生きている。だからこそ、ここで生まれた解決策は全国へのモデルになる。

「サーフィンと医療の意外なシナジー」
波を求めて集まる若者文化と、へき地医療への使命感——この二つを同じ土地に重ねたとき、新しい採用戦略が生まれた。海陽町の「自然の豊かさ」が医療の課題解決に直結している。

● コア

医師1人の病院で
救急を断らないと決めた

「医療が必要ない地域を作る」
それが彼の20年後の目標だ

倉敷の1200床病院を離れて
人口1万人の最南端へ

波が来るたびに
新しい医師が着く

海陽町は
先に問題が来て
先に答えを出している


一言でまとめると:徳島最南端・海南病院は、医療ワーケーションとチーム医療で「医師が集まる辺境」を作り、全国へき地医療のモデルケースとなっている

● 登場人物

  • 國永直樹(くになが なおき):海南病院 総合診療科。id:008参照。
  • 海南病院:海陽町国民健康保険海南病院。45床。徳島県最南端の公立病院。

● 関連

  • id:008 國永直樹(詳細プロフィール)
  • [[reki-07]] 「生き心地の良い町」——同じ海陽町の地域研究