


19番立江寺から2時間弱歩いた先にある宿。名前が「どこか花街のようで」つい気になって選んだらこれが大正解。「おかんとだんなはん」のおもてなしが最高——素泊まりのはずなのに夜も朝も「食べなさい」とご自宅のキッチンに招かれ皆でご飯。「明日はお弁当も持ってきなさい」と。
壁には日本地図と世界地図があり、訪れた遍路さんの出身地にシールが一枚ずつ貼られている。前日はパプアニューギニアの方が泊まったという。「伊豆からは初めてやわ〜!」とお二人も大喜びで仲間入り。
だんなさんは60年以上前に城ヶ崎の吊り橋を造ったうちの一人。半世紀以上前に二人で新婚旅行で伊豆を廻ったという縁も。ささやかな御礼に手ぬぐいを渡した。「四国文化そのもののお接待場所」とトラちゃん。