

歩き遍路、再始動の日。7〜8時間、35km。本格的な雨の中を歩き続けた。
前日(3/24)は同じ海岸線を車で走り晴天の海のきらめきに心を奪われた——そして今日、同じ景色はまるで別の顔を見せた。灰色の空。叩く雨。にじむ輪郭。
外へ外へと開いていた視界が、いつのまにか内へ内へと折りたたまれていく——「インナースペースへの旅」。
濡れ続ける身体、冷えていく指先、重さを増すザック——すべてが静かに効いてくる一日。そして円を描くように、昨日、車を停めた場所そのまま、今宵の宿(甲浦の宿)に辿り着く。冷えきった身体を宍喰温泉の湯に沈め——「湯船の向こうに広がる海。……サイコゥ」。