「高知市に来たら——ここは外せない場所」と心に決めていた。しっとりと湿った空気に、草の匂いがゆっくり溶け、花の色が目に溶けていきます。葉の重なり、花の呼吸、名もなき気配たち。すべての植物にはそれぞれの名前が——歩いているだけで、からだの奥が静かにほどけていくよう。「時間が足りない。また、あらためて来たい場所」。牧野富太郎の精神が今も息づく高知・五台山の植物園。翌3/10、同じ五台山にある31番 竹林寺からお遍路リスタート。