





菩提の道場・伊予リスタート2日目。雨。「やわらかな雨に濡れながら、白澤秀樹は歩いている」——岡潔の最後の未完・未刊行作品のタイトル「春雨の曲」が、この日の空気と重なった。
水が張られた田んぼ、灰色の空を映す川面。雨の中を遍路装束で歩くトラちゃんがガラス扉に映る——「ひとりで歩いているようで、ひとりではない。見えないどこかで、同じリズムで、同じ歩幅で、無数の"彼ら"が共に歩いている」。
「同行二人から三人に、そして皆の衆と レッツラ〜#55392:)」
道沿いに現れた「カラオケ喫茶 モンロー」——マリリン・モンローの看板と山の緑。四国の遍路道には、こういう昭和の残像がひそかに待っている。